• 腸内環境-温熱-食事療法-腸活-温活に取り組み30年以上 グリーンポプリ株式会社代表後藤洋のブログ 理想的な腸内フローラを目指して実践を続ける

善玉菌はビフィズス菌や乳酸菌だけではない

善玉菌としてはビフィズス菌や乳酸菌が代表として挙げられますが、私たちにとって腸内で有用な働きをしている細菌は彼らだけではありません。フィーカリ菌(フィーカリバクテリウム)、コプロコッカス、ロゼブリア、ブラウティア、ラクノスピラ、アナエロスティペスなども私たちに有用な働きをします。

酪酸菌

フィーカリ菌(フィーカリバクテリウム)、コプロコッカス、ロゼブリア、ブラウティア、ラクノスピラ、アナエロスティペスなどは腸の中で酪酸を産生するので、「酪酸菌」と言われています。酪酸菌は健康長寿村の長寿者の腸内で多く見られます。

長寿菌

辨野義己先生はビフィズス菌、フィーカリ菌、コプロコッカス菌の3者を「長寿菌」と名付けています。長寿者の腸内フローラでは、ビフィズス菌や酪酸菌類が多くを占めています。

乳酸菌は

「あれっ乳酸菌は?」なんて思われる方も多いかと思いますが、乳酸菌は本来あまり細菌のいない小腸で主役となる菌なので、数的にみるととても少ないのです。ただし免疫などとても重要な働きをしているので、欠かすことはできません。数だけで良し悪しを決めることはできないのです。

ビフィズス菌は増やしやすいのではないだろうか

私の腸内フローラ検査においても数的割合でいうと、ビフィズス菌、フィーカリ菌、コプロコッカス菌がTOP5を占めておりました。その中でビフィズス菌というのは、私の腸内に18%もいたように、乳酸菌やオリゴ糖などのサプリメントを摂っていれば比較的に簡単に増やすことができると思うのです。では酪酸菌はどうしたら増えるのでしょうか。

酪酸菌

ビフィズス菌や乳酸菌のサプリメントは多くありますが、酪酸菌のサプリメントはクロストリジウム菌系のサプリメントしか無いんですよね。酪酸菌はフィーカリ菌(フィーカリバクテリウム)、コプロコッカス、ロゼブリア、ブラウティア、ラクノスピラ、アナエロスティペスなどと種類が多いのに。それにクロストリジウム菌は優勢菌種ではありません。ですから「クロストリジウム菌だけを摂ったところで。」って思っちゃいます。仮にサプリメントで菌を摂り入れたとしても、腸内でその菌が増えないには増えないなりの理由があるわけで、つまりその菌が好むエサが腸内に無いということです。

穀物野菜を中心とした食生活をするしかないのでは

私の腸内にはフィーカリ菌が17%もいたのですが「これは何で増えたのか?」というのが一番の興味です。私は野菜ばっかり食べているからか?。それとも愛飲しているサプリメントによるもの?とも考えられます。でも結局これらの菌は昔の食生活を送っている日本人や長寿村の長寿者の腸内に多いらしいので、穀物野菜を中心とした食生活をするしかないんでしょうね。