私は主食(お米)と腸内環境との関係性を探っています。お米は精白度合いによって食物繊維の含有量が異なります。精白がすすむにつれ食物繊維の含有量が少なくなります。お米の食物繊維は善玉菌のエサとなって、腸内環境の改善に寄与します。
期間①は五分搗き米
期間②は精白米
期間③は精白米+雑穀
期間④は玄米
を食べた結果です。
この期間で長寿者から多く検出され健康長寿との関りが深いとされる、”長寿菌”の割合について推移をみてみます。
ここでは長寿菌として、ビフィズス菌、フィーカリバクテリウム(酪酸菌)、コプロコッカス(酪酸菌)、ラクノスピラ(酪酸菌)の合計を検証しました。
結果的に玄米を食べた期間で長寿菌が最も多く増えました。しかも過去の履歴を追うと、長寿菌の割合は見事にお米の精白度と反比例していました(精白度が低いほど長寿菌が多い)。この結果からは「玄米を食べるだけで長寿菌が増える」といえます。玄米が苦手な方でも、三分搗き米、五分搗き米でも、それに次ぐ効果が得られそうです。
玄米を食べると長寿菌が増え腸内環境がよくなるからこそ、健康に寄与するのではないでしょうか。
今回の結果はデータ不十分であり暫定的な結果であるものの、米食と長寿菌との間には何らかの関連性があると考えます。お米が長寿菌のエサなのです。お米を食べましょう。できれば五分搗き米以上が目標です。今後も検証を続けます。