なぜなら腸内細菌は私たちの食事の残渣(消化吸収されずに大腸まで届いたもの)をエサにしているからです。つまり私たちは毎日、腸内細菌にエサを与えているようなものであって、私たちがどのようなエサを与えているかで育つ細菌も違ってきます。腸内環境が良いか悪いかは、日頃の食生活の裏返しです。
です。
従いまして私の食生活は、食物繊維が多いことを心がけています。主に自家菜園ほかで栽培した無農薬野菜が中心の食生活です。
主食は、真っ白く精白された消化吸収のよい穀物はNGです。それは頭でわかっていても、本来私は幼少期からの玄米生活の影響から玄米嫌いが定着しているので、玄米は食べません。そのため何とかして主食のなかで食物繊維を摂り入れるような工夫をしています。例えば白米+こんにゃく米+雑穀や五分つき米などを食べています。
ラーメンやうどん、パスタ、パンなどの小麦は、好きですが飲食機会は少ないですね。これらは消化吸収がよくて糖化の温床になるどころか、腸内細菌のエサにもなりません。もともと好きですからグルテンフリーなんかにする気持ちはさらさらありませんが、機会は少ないですね。でも少ない分、食べるときには思い切って食べます。
野菜や果物の量は多いです。特に自家で無農薬栽培した野菜が多いです。自分で栽培しているため、特に春なんかは大量に野菜を食べます。これは自家栽培の特権ですね。これが短鎖脂肪酸産生菌のエサになるんです。私は野菜の栄養素(ファイトケミカル)のなかで、最も大切なのはビタミンやポリフェノールではなく食物繊維とオリゴ糖だと思っているくらいです。とにかく腸内細菌のエサです。
肉・魚は好きなんですが、食べ過ぎると腸内腐敗のもととなります。そのため控えています。食べるときには食べますよ。ただ摂取割合はそれぞれ10%以下ととても低いです。普段から腸内フローラを整えていると、肉を多少食べたところでフローラが乱れることはありません。
できる限り毎日発酵食品を摂り入れるようにしています。結構毎日ヨーグルトを食べていますが、乳酸菌は増えないですね。ヨーグルトで摂れる乳酸菌なんて知れているということでしょう。でも納豆菌や乳酸菌、酵母菌、麹菌など多種多様な菌を摂り入れるということが、免疫の訓練となるわけであり【菌活】になるのです。菌を増やすのではなく摂り入れて刺激になることが大切だということ。だから【菌活】という観点からみると発酵食品のように菌が入った食品はよいのです。
甘いもの、スイーツは私にとって一番の誘惑です。好きなんですよね。柿の種も好き。キャラメルコーンも好き。黒棒も好き。でもこれらは糖化の温床なんです。だから食べるのを控えなくてはいけないんです。これが一番つらいな。
調味料は控えめに、薄味を心がけています。そうすると外の飲食店やお総菜などは、すべて濃い味に感じます。これくらいでいいのです。
さらに健康食品を複数飲用しております。2020年10月までは、Total Floraや、Popuri One、ポプリ乳酸菌生産物質、育てるオリゴ、育てるオリゴファイバー、純生酵素など自社商品を自由に飲用していたのですが、その後、腸内フローラの研究のために飲用を止めています。そして期間ごとに飲用する健康食品や素材の種類を変えて飲用しています)