2020年10月に腸内フローラ検査を行ってから、1年が経過いたしました。その間に、【健康食品を飲用しないフローラ】と【生きている乳酸菌を飲用したフローラ】の実験を行なうことができたので、私の目標は達成しました。そこでいよいよ最終目標として、TotalFloraのみを飲用した場合のフローラ変化を検証してみました。
最初の腸内フローラ検査は2020年10月です。それまでは、TotalFlora、Popuri One、ポプリ乳酸菌生産物質、育てるオリゴ、育てるオリゴファイバー、Probiotics K12を、体調に合わせて選択して飲用していました。オリゴ糖や食物繊維を摂り入れた【プレバイオティクス】と、フェカリス死菌や乳酸菌生産物質、オリゴ乳酸等を摂り入れた【バイオジェニックス】的手法といえます。生きた乳酸菌(ストレプトコッカス)も一部に摂り入れていましたが、少量であることと常時ではなかったために、さほど影響はないと思われます。その結果は2020年10月の腸内フローラ検査に表れます。
その後7か月間健康食品の飲用をストップし、21年5月15日に【健康食品の飲用を行なわない場合の腸内フローラ】を検査しました。
その後5か月間にわたって【生きた乳酸菌】を飲用しました。検査は7月、8月、10月に行なっております。
10月15日からは【TotalFloraを1日1~2包飲用】し11月30日に検査しました。
今回はビフィズス菌、フィーカリバクテリウム、ラクノスピラ科、ルミノコッカスという短鎖脂肪酸産生菌の割合についてみてみます。短鎖脂肪酸産生菌のみ、黄色に塗分けています。一番上は測定機関における平均の値で、下の3つが私のフローラ組成の推移です。平均値と比べますと私のフローラは、短鎖脂肪酸産生菌が多いことがわかります。TotalFlora飲用後の21年12月の結果では短鎖脂肪酸産生菌が増え、腸内フローラのほとんどを短鎖脂肪酸産生菌で占めるようになりました。
短鎖脂肪酸産生菌をもう少し詳しく、菌ごとに見てみます。2021年5月の結果において、ビフィズス菌とフィーカリバクテリウムが大幅に減少していました。この結果は7か月間健康食品の飲用を止めた結果だと言えますが、とても残念な結果であります。その後5か月間≪生きた乳酸菌≫を飲用いたしましたが回復しませんでした。もちろん飲用したのは“乳酸菌”であって、菌が違いますから当然といえば当然なのですが。ただビフィズス菌とフィーカリバクテリウムは、ラクノスピラ科コプロコッカスとあわせて≪長寿に関わる重要な菌≫だとされており善玉菌の中でもエース級です。「そのため何とか増やしたい!」。TotalFloraの真価を問うのに絶好の環境が、1年かけて整いました。
もちろん「Totalを飲み始めれば、20年10月のような結果に戻るだろう。」という期待はありました。ただ20年10月の結果は、Totalだけでなく複数の健康食品を飲んでいた結果であって、今回はTotalだけを飲用しております。その違いも明確になってくることでしょう。
結果は痛快でした。わずか1ヶ月半んでビフィズス菌は2.5倍に増えていました。(やったー!)ビフィズス菌はエサで増えやすいですね。フィーカリ菌(酪酸菌)も増えていました。それだけでなくコプロコッカス(酪酸菌)も増えておりましたので、長寿菌3種が全て増えていたことになります。(万々歳!)これは大変好ましい結果でした。