ビフィズス菌や酪酸菌(フィーカリバクテリウム、コプロコッカス、ラクノスピラなど)、ブラウティアは腸内でSCFA(短鎖脂肪酸)を産生する菌で注目の細菌です。
自らTotalFloraを飲用し2021年11月に腸内フローラ検査を行なって、腸内フローラの変化を検証しました。今回23年11月に再度検証を行いました。
2021年10月15日~11月30日の45日間「TotalFlora」を1日1~2包飲用しました。
酪酸菌とはいいましても腸内で酪酸を産生する菌の総称であって明確な定義はありません。ここでは私の腸内フローラにおいて優勢を占めている酪酸酸性菌をピックアップしています。具体的にはフィーカリバクテリウム(フィーカリ菌)、コプロコッカス、ラクノスピラ、ロゼブリア、ブチリシコッカス、アナエロスティペスです。
ここではビフィズス菌、フィーカリバクテリウム(フィーカリ菌)、コプロコッカス、ラクノスピラを挙げます。
2回目は2023年9月22日(採便)~11月22日(採便)の間で変化をみました。
ただ9月22日に採便を行っていますが実際にTotalFloraを飲み始めたのは10月からで、しかも毎日飲用したわけではありません。1日1包を週に5日程度です。その意味からすると1回目の検証時には正確に毎日飲用していましたし、1日に2包飲用している日もあるので、飲用量と頻度が減っています。そのなかでどのような結果になるか注目です。
【検証における環境の違いについて】
もう一つ1回目の検証時との違いとして、ロイテリ乳酸菌チュアブルを飲用しています。ただ乳酸菌の飲用はほとんど大腸内フローラの大勢には大きな影響を与えない(ビフィズス菌や酪酸菌の組成)ことがわかっていますので今回の検証に影響はないと考えます。
私の腸内フローラにおける酪酸菌6種の増減において、2021年の結果と2023年の結果との間に再現性がみられました。
私の腸内フローラにおける長寿菌4種の増減において、2021年の結果と2023年の結果との間に再現性がみられました。
私の腸内フローラにおけるビフィズス菌の増減において、2021年の結果と2023年の結果との間に再現性がみられました。
私の腸内フローラにおけるフィーカリバクテリウム(フィーカリ菌)の増減において、2021年の結果と2023年の結果との間に再現性がみられました。
私の腸内フローラにおけるコプロコッカスの増減において、2021年の結果と2023年の結果との間に再現性がみられました。
私の腸内フローラにおけるラクノスピラの増減において、2021年の結果と2023年の結果との間に再現性は見られませんでした。
私の腸内フローラにおけるロゼブリアの増減において、2021年の結果と2023年の結果との間に再現性は見られませんでした。
私の腸内フローラにおけるブチリシコッカスの増減において、2021年の結果と2023年の結果との間に再現性がみられました。
私の腸内フローラにおけるアナエロスティペスの増減において、2021年の結果と2023年の結果との間に再現性は見られませんでした。
私の腸内フローラにおけるブラウティアの増減において、2021年の結果と2023年の結果との間に増加したという点において再現性がみられたものの、その増加率においては大きな開きがありました。