≪腸活≫を行なったとしても効果が無ければ意味はないと思います。では≪腸活の効果≫ってどこで感じることができるでしょうか?。
腸活を行なった結果として確認できる、もしくは実感できる腸内環境の変化として、私の経験から以下の3つを挙げさせていただきたいと思います。
腸内フローラの組成が大きく変わった好例。ビフィズス菌やフィーカリバクテリウム、コプロコッカスといった長寿菌が増え増えています。
乳酸菌(生菌)2か月間の飲用で、悪玉菌が激減した好例。悪玉菌と入れ替わりで、フィーカリバクテリウム(長寿菌・酪酸菌)が増加しています。
前2者は見た目でわかるくらい大きなフローラの変化がありました。でも変化が確認できないような小さな変化もあります。占有率が1%に満たないような劣勢の菌の場合、例え増えたとしても1%以下の増加にすぎず、腸内フローラの組成的に大きな変化は見られません。10%を超えるような最優勢菌であれば、簡単に5%増やすことができますが、1%に満たない劣勢な菌の場合、0.5%増やすだけでも大変なことです。
でも「少ししか増えないから効果がないのか?」といわれるとそうではありません。乳酸菌は優勢な菌ではないのでほとんど増えることはなく、仮に増えたとしても少ししか増えませんが、それでも便の臭いが減った、便の色が変わった、排便回数が増えた、肌艶がよくなった、風邪をひかなくなったなど、体感的に良く感じることがあります。体感が良いのであれば、乳酸菌が増えただの、組成が変わっただのは関係ないのでしょう。
例えばヨーグルトや漬物など発酵食品は、腸活のために摂取が推奨されています。でも実際にこれらを毎日食べ続けたからと言って乳酸菌が増えるわけではありませんし、腸内フローラの組成が変わるわけでもありませんし、何か体感が良くなったなど効果を感じるわけでもありません。つまりデータ的にも体感的にも明確な効果が見られない場合。でもこのような場合でも、菌を摂り入れるということが少なからず≪菌活≫になっているので、私は「菌を摂り入れることが大切」「何かには良いのでしょう。」と前向き・積極的に捉えています。