• 腸内環境-温熱-食事療法-腸活-温活に取り組み30年以上 グリーンポプリ株式会社代表後藤洋のブログ 理想的な腸内フローラを目指して実践を続ける

ウコギの挿し穂が芽吹いた

ウコギの休眠挿しが芽吹いた

私は「ウコギ」という薬草の健康食品としてのポテンシャルに惹かれ、昔は全国の山野をめぐり、様々なウコギを採集し自宅に移植していました。そのため私の自宅には全国各地の様々なウコギが育っています。ウコギに限ったことではありませんが、植物は育った環境によって個体差が激しく、何ウコギなのだかよくわかりません。

最強の後藤ウコギ

その中で私が採取した中で、ひときわ変わっていて(他の地域で採取したものとは明らかに違う)強そうなウコギが1本あります。棘も上記写真のように強烈で、葉っぱを食べても明らかに苦い。「これは最強そうだな。」と思い「将来はこれを育てて葉っぱを採取して乾燥させて粉末にして、≪後藤ウコギ≫ということでお茶やサプリメントを作りたいな。」なんて夢を抱いているわけです。

ところがその木は1本しかない。「1本だけじゃ全然葉っぱが採れないよな。それに枯れてしまう可能性もあるし。」と思って、10年間くらいにわたり下記の写真のように毎年挿し穂をしていました。

ウコギの挿し穂01
ウコギの挿し穂02

ところが全然うまくいかないのです。

ウコギの挿し穂から根が出る

上手くいくと上記の写真のように根が出てくるのですが、それを土に移植した段階でこれまですべて全滅しています。全く上手くいきませんでした。

台風15号でウコギが倒れた

前述の最強ウコギはかなり大きく育ったのですが、2019年の台風15号が伊東市を直撃したときに倒れてしまったのです(倒れたものの大きな枝をすべて切り落としたら新しい枝が出てきて今は復活しています。)。10年連続失敗しているけれども、これは何とか増やしておかないと絶えてしまう可能性があると思い、とても危機感を覚えました。その時幸いその木の脇にこぼれた実から実生になったのでしょう、小さいウコギが生えていたのです。それを植木鉢に移植し1本は確保できました。これで2本となりました。でもそれでも植木鉢だから枯れてしまうこともあります。

やり方を変えないと違う結果は得られない

「今年こそ挿し木を成功させてやろう。」と思いました。しかしながらこれまでのやり方では、10年やって1本もい成功していないのだから、今年やってもどうせ失敗だろうな。」と思いました。成功するイメージがわいてこない。だからやり方を根本から変えないとな。これまでは春の新芽が出てきたときに、枝を採取して水にさしていました。そして根っこが出てきたら土に植え替えていました。

休眠挿しでとうとう成功

どうやら「休眠挿し」という方法があるらしいのです。寒い時期で葉っぱが出る前の休眠している枝を採取して土に挿しておくだけらしい。簡単だな。こんなので出るのかな。まあいいか、今年は違う方法でやってみよう。そしたら本当に簡単に葉っぱが出てきたのです。やったー、とうとう成功したぞ。10年越しの成功でうれしくて仕方ない。

ウコギの休眠挿し芽吹き