• 腸内環境-温熱-食事療法-腸活-温活に取り組み30年以上 グリーンポプリ株式会社代表後藤洋のブログ 理想的な腸内フローラを目指して実践を続ける

新たにプロバイオティクス開発のため実験をしています

私は現在、生菌(プロバイオティクス)を利用した新たな商品つくりに取り組んでいます。

私は昨年の秋に自らの腸内フローラ検査を行い、現在に至るまで合計6回の腸内フローラ検査の中で各種細菌の推移を見ています。あわせて口腔内細菌検査も行っています。

この検査が面白くて面白くて、毎日菌の推移を見ていて飽きません。

これまで腸内環境というと「大腸」のことが中心で、善玉菌というと「ビフィズス菌」と「乳酸菌」が中心でした。でも実際のところ「ビフィズス菌」と「乳酸菌」以外にも、フィーカリ菌(フィーカリバクテリウム)、ロゼブリア、ラクノスピラ、クロストリジウム属の一部、アッカーマンシア、アナエロスティペス…など様々な次世代善玉菌が見出されています。

ほとんどの細菌は大腸にいるものの…

またほとんどの腸内細菌は大腸に棲息しており、小腸よりも上に棲息する菌数は圧倒的に少なくなります。ですからこれまでは「腸内環境/腸内フローラ」というと、ほとんどが「大腸」に着目したものでした。

ところが

  • 小腸に多くいる乳酸菌は少ないながらも免疫をはじめとしてとても重要な働きをしていること。
  • 口腔内の細菌とリウマチ、がん、心臓病ほか…の病気との関連性が明らかになってきていること。
  • 口腔内細菌叢と腸内細菌叢との関連性が明らかになってきていること。

口腔内から胃~小腸~大腸にまで至る大きな細菌叢と捉えるべき

などを鑑みると、私は「これまでのように大腸だけではなく、小腸から胃から口腔内までを一つの大きな細菌叢として捉えて、消化管全体の細菌叢を構築するべきだな。」と痛感したのです。そのため新たな健康食品の必要性を感じました。

そして「口腔内から小腸にかけての細菌叢にかけては、生菌(プロバイオティクス)で補うことが理想的だろう。」と考えたため、現在は徹底的に「生菌」の人体実験を自分自身で行っているというところです。

乳酸菌を飲んでは腸内フローラ検査~これが面白い

乳酸菌を毎日飲んで定期的に腸内フローラ検査に出してということの繰り返しなのですが、この実験がとても面白くて。菌の推移をみていると様々なことがわかってくるのですね。その発見が面白いです。