私は現在、生菌(プロバイオティクス)を利用した新たな商品つくりに取り組んでいます。
私は昨年の秋に自らの腸内フローラ検査を行い、現在に至るまで合計6回の腸内フローラ検査の中で各種細菌の推移を見ています。あわせて口腔内細菌検査も行っています。
この検査が面白くて面白くて、毎日菌の推移を見ていて飽きません。
これまで腸内環境というと「大腸」のことが中心で、善玉菌というと「ビフィズス菌」と「乳酸菌」が中心でした。でも実際のところ「ビフィズス菌」と「乳酸菌」以外にも、フィーカリ菌(フィーカリバクテリウム)、ロゼブリア、ラクノスピラ、クロストリジウム属の一部、アッカーマンシア、アナエロスティペス…など様々な次世代善玉菌が見出されています。
またほとんどの腸内細菌は大腸に棲息しており、小腸よりも上に棲息する菌数は圧倒的に少なくなります。ですからこれまでは「腸内環境/腸内フローラ」というと、ほとんどが「大腸」に着目したものでした。
ところが
などを鑑みると、私は「これまでのように大腸だけではなく、小腸から胃から口腔内までを一つの大きな細菌叢として捉えて、消化管全体の細菌叢を構築するべきだな。」と痛感したのです。そのため新たな健康食品の必要性を感じました。
そして「口腔内から小腸にかけての細菌叢にかけては、生菌(プロバイオティクス)で補うことが理想的だろう。」と考えたため、現在は徹底的に「生菌」の人体実験を自分自身で行っているというところです。
乳酸菌を毎日飲んで定期的に腸内フローラ検査に出してということの繰り返しなのですが、この実験がとても面白くて。菌の推移をみていると様々なことがわかってくるのですね。その発見が面白いです。