食品の原材料表示を見られて
以下の成分がとても気になる方は多いのではないかと思います。
などです。
思わず「食品添加物=体によくない」みたいに反応される方も多いかと思います。
でもそれは全く逆で、実は最も注目すべき成分です。
これらはいずれも「水溶性食物繊維」に該当し、善玉菌を育てて腸内環境に良いのです。
ペクチンというのはリンゴの皮やミカン、イチゴ、オクラなどに含まれている水溶性食物繊維です。
特筆すべきはペクチンは腸内細菌のエサとなり90%~100%が分解されて短鎖脂肪酸を産みます。悪玉菌を排除して、善玉菌を育てるのにとても優秀な食物繊維です。トクホとして認められていて、いまや水溶性食物
繊維の代表格みたいな「難消化性デキストリン」よりも遥かに腸内細菌を育てる力が高いです。しかも水溶性食物繊維特有の、血糖値の調整やコレステロールの正常化作用もあります。
グアガムというといかにも「The 食品添加物」というような響きがあります。化学合成成分ではなく、天然のグアー豆から抽出した安全性の高い成分なのによい印象がありません。
まあそれも仕方がないでしょう、昔は「食物繊維などウンチのカス。」ぐらいにしか思われていなかったものですから、まさかこんなに役に立つなんて思われていなかったでしょう。それに腸内環境という言葉がしきりに言われ始めたのもここ数年の話なので、「無用の長物」くらいに思われていたのでしょうね。
でもグアガムに「食品添加物」なんて言葉はもったいない。血糖値の調整や脂質代謝改善、便通改善効果があります。特にコレステロールの低下に関しては他の水溶性食物繊維よりも強い効果を示します。
そして腸内細菌のエサにもなります。「難消化性デキストリン」よりも遥かに腸内細菌を育てる力が高いです。
アラビアガムも天然のアカシアの木から抽出した樹液を遠心分離して抽出した食物繊維ですから、とても安全性の高い成分です。にもかかわらず「The 食品添加物」というような悪い印象があります。上級の食品グレードは「アカシア食物繊維」と呼ばれます。アラビアガムも腸内細菌のエサとなり発酵をうけ、短鎖脂肪酸を産みます。
これらの成分をもう一度見直してみてください。