7月~8月はオクラの季節です。私はオクラを植えていて、毎年この季節には毎日オクラを食べています。今年は21株のオクラを植えました。そのため毎日大量に採れます。
オクラは【腸活】におすすめの食材です。可食部100g中水溶性食物繊維を1.4g、不溶性食物繊維を3.6g含みます。
よくオクラやメカブ、ヤマイモなど「ネバネバ物質は腸活によい」といわれます。ネバネバ物質の正体は水溶性食物繊維/多糖です。水溶性食物繊維は私たちの消化酵素では消化されずに腸まで届き、腸ではじめて腸内細菌による分解を受けて酢酸など短鎖脂肪酸に変換されます。
オクラのネバネバ物質はペクチンやガラクタン(ガラクトースからなる多糖)、アラバン(アラビノースからなる多糖)等の食物繊維/多糖によるものです。ペクチンはイチゴやオクラなどにも含まれる優秀な水溶性食物繊維で、100%腸内細菌による発酵を受けるため善玉菌の増殖と短鎖脂肪酸の産生にもってこいです。腸内で善玉菌が増え短鎖脂肪酸の産生が増えると、便通もよくなりますし、便の色や臭いも変わってきます。
中国漢方(東方栄養新書による)における五性(熱・温・平・涼・寒)でオクラは「平性」になります。つまり温めも冷やしもしない中庸食材ということになります。整腸、夏バテ、通便、降圧、コレステロール低下、動脈硬化、糖尿病などによいです。