私の口腔内フローラ改善の記録【１】

腸内環境が整えば、次は口腔内環境を整えたいです。

口腔内環境の悪化（ディスバイオシス）と様々な病気との関連性が明らかになっているからです。

消化管は口腔内から肛門まで１本の管でつながっています。２０２０年１０月に採便した私の腸内フローラ検査においては、私の便中から虫歯菌（S.mutans）が検出されています。

また消化管上部の粘膜細菌叢（さいきんそう）は、口腔内細菌の影響を強く受けることが明らかになっています。消化管上部とは口から十二指腸までのことをいいます。

私は昔から胃腸弱だった

私は昔から「胃腸が弱い」ことを自認していましたが、胃腸が弱いというのは非常に抽象的な表現であって、実際に胃が弱いのか、それとも十二指腸が弱いのか、小腸が弱いのか、具体性に欠けています。

昔は慢性胃炎といわれたり、萎縮性胃炎といわれたり、胃潰瘍と言われたりしたものですが、これもお医者さんによって説明が違ってよくわかりません。最近では機能性ディスペプシア（FD）なんて言葉も増えて、何だかよくわからない胃腸の不快感というものは、この機能性ディスペプシアに近い気がします。

胃だけでなく十二指腸や口腔内まで含めて良くないんじゃないの？

機能性ディスペプシアの場合、胃だけではなく十二指腸も関連してきます。いわゆる「胃弱」と呼ばれるものは、胃だけの問題だけではなくて、十二指腸や小腸まで関連しているのではないだろうか？更に言うならば「口腔内の環境こそが私の胃や十二指腸に影響を与えてきたんじゃないかな。」と考えるようになりました。

本気で口腔内フローラをよくしよう！

ならば本気で口腔内環境を良くしてみよう。そして口腔内細菌検査を行うことで、検証してみよう。口腔内を整えることは腸内環境にも良い影響を与えることでしょう。

口腔内フローラ検査の第１回は２０２０年１０月

私は２０２０年１０月より口腔内細菌検査を開始しました。検査はクリニックで、郵送および電話診療で行いました。以下に結果票を掲載します。

この表の見方

この表のなかでLactobacillus乳酸菌以外の菌

• プレボテラ属
• カンジタ・albicans
• プレボテラ・gingivalis
• トレポネーマ
• ストレプトコッカス・mutans

は全て悪玉菌なので、少なければ少ないほどよいということでした。

2020年10月唾液採取の口腔内フローラ検査の結果

口腔関連疾患のリスクがやや高いタイプです

歯周病菌や虫歯菌などの悪玉菌も多くいます。そのため口腔関連疾患のリスクがやや高いタイプでした。

２０１９年までは歯医者さんに口腔ケアにも行っていたんだけどな

私は2019年までは、４か月に1度、歯医者さんに行って口腔ケアを行っていました。歯磨きは普通です。それに自分の体感的にも、歯ぐきの違和感はありました。

口呼吸は絶対的によくないな

私は口呼吸ですから、口腔内のリスクが高いことは認識していました。その結果が2020年10月の結果です。やはり口腔内のリスクがやや高いか、ショックだな。口腔内のリスクは、リウマチや心疾患のリスクも高まるんだよな。

1年以上歯医者さんには行っていないですし、今後も行けそうにないので、自分でやるしかないな。そこで色々と暗中模索が始まりました。写真のようにブラウンやフィリップス、パナソニックドルツなどの電動歯ブラシを使用し、パナソニックドルツのジェットウォッシャーを使用し、フロスを使用するなどして口腔ケアにつとめてきました。

電動歯ブラシは　パナソニック　ドルツが一番良かった

私、ハマると凝るんです。電動ハブラシはやはりパナソニックがいいです。ブラウンやフィリップスは強すぎて、知覚過敏になりました。パナソニックが毛先が一番柔らかく、あたりがソフト。知覚過敏にならなかったのはパナソニックだけです。それでも気合を入れて磨きすぎると、知覚過敏になってしまいます。そのため電動ハブラシには、何か違和感を覚えました。これは続けられないな。

パナソニック　ドルツ　ジェットウォッシャーは口腔ケアの必需品

でもパナソニックドルツのジェットウォッシャーを使用したら、もう手放せなくなってしまいました。これは最高。どんなに歯ブラシをやってもとれないものがとれる。電動歯ブラシのように知覚過敏になることもない。今は電動歯ブラシは、ほとんど使用しません。

私の口腔内ケアを整理

• パナソニック　電動歯ブラシ　ドルツ
• パナソニック　ドルツ　ジェットウォッシャー
• ウルトラフロス

２０２１年５月１５日から　乳酸菌生菌の飲用を開始しました。１０００億個／ｇの一般には入手できない高濃度です。

２０２１年６月８日唾液採取の口腔内フローラ検査の結果

乳酸菌生菌を５月１５日から摂取し始めて３週間程度で、口腔内検査（唾液採取）を行いました。乳酸菌は原料メーカーから取り寄せた１０００億個／ｇの乳酸菌で、一般では手に入らないレベルの超高濃度です。

少しくらい良くなっているかと思ったけれど全然

「少しぐらい良くなっているかな。」という期待はもろくも崩れ去りました。全然良くなっていないですね。プレボテラなんて逆に増えて健常人を超えているじゃないか？一体どういうこと？

腸内フローラの組成にも変化なし　少しあきらめが入っていたが

その後２回に渡って腸内フローラ検査も行っていますが、腸内フローラの組成も変わっていませんでした。「腸内フローラの組成も変わらない、口腔内の体感もない。結果は出ないのかな。」とあきらめかけていました。

マスク越のニオイが爽やかだぞ！

そんな９月初旬のこと、「なんかマスク越しのニオイが爽やかになっているぞ！」と気が付きました。乳酸菌生菌を飲用して３か月半です。歯ぐきの違和感も少なくなってきていました。「これはいけるかも。」と思いました。