先日テレビ東京系列「主治医が見つかる診療所」をみました。新型コロナウイルスは血液から血管を攻撃するため血栓ができやすく、心臓病、肥満、糖尿病のある方など血液や血管の状態が悪い方は重症化しやすいという内容でした。中性脂肪値が高い、尿酸値が高い、血小板の数が多い方は要注意とのことです。
でも血液や血管の状態が悪いと重症化しやすいというのは、何も新型コロナに限ったことではありません。どのような病気に対してでも当てはまることで、健康管理の中で最も基本的なことではないでしょうか。
糖尿病というのは一言でいうと、過剰な糖により血管がボロボロに錆びついてしまう病気です。糖尿病になると腎臓病や高血圧など循環器系疾患、脳出血など脳疾患を併発することが多いのですが、それは血管がボロボロになるからということです。
実は血管とは何も関係の無いように思える「がん」も、大きく血管と関係しています。「がん患者さんの多くは糖尿病かもしくは糖尿病の傾向を持っている。」と、からすま和田クリニック和田洋巳先生の患者会でお聞きしました。当店は私の父ががんを患った関係で、がんのお客様が多くいらっしゃいました。そしてその方たちにヒアリングしてみると、本当に多くの方々が、「冷え」をうったえておりました。
がんが増殖しやすい3大条件というのがあって、それは「高血糖」、「低酸素」、「低体温」です。つまり高血糖で血管がボロボロになるから血流が悪くなり、酸素も回らず、冷えていると、がんになる過程が一瞬で見えてきました。
つまりがんも血管病だとも言えるのです。がんの始まりは血液や血管の状態が悪くなって、血流が悪くなることです。だから最初は誰しも「私は冷え性だな。」くらいにしか思っていない時に、がんの芽は生まれているのです。
ですからがんも糖尿病も、心臓病、脳疾患、腎臓病も、大方の病気は血液や血管の病気とも言えるのです。コロナだけに限らず、病気のリスクを全般的に減らすためには血液を綺麗にして、血管を若々しく保ち、良い血液循環を維持することが大切なのではないでしょうか。
当店は「血流こそ健康の基本。」と考え、体を温めたり、血流を良くしたり、そして腸内腐敗を無くして血管を傷つける有害物質の産生を減らすということを理念として運営してきたのです。