• 腸内環境-温熱-食事療法-腸活-温活に取り組み30年以上 グリーンポプリ株式会社代表後藤洋のブログ 理想的な腸内フローラを目指して実践を続ける

もはや【デブ菌】【ヤセ菌】という呼び方はナンセンス!FB比も意味なしファーミキューテス【デブ菌】は長寿菌の宝庫 よい腸内環境の指標

F/B比というとても胡散臭い指標があります。ファーミキューテス門(デブ菌)/バクテロイデテス門(ヤセ菌)です。

このおかげで私の腸内フローラ検査では

毎回アドバイスとして

「FB比が正常より高い傾向があり、太りやすい体質と言えます。肉や動物性脂肪の多い食事に注意し、和食中心の食習慣や間食を控えるなど、食事内容や食事量の見直しをしてみましょう。」

というありがたいコメントを頂きます

私はこれまで50年以上生きてきた中で、1度たりとも標準体重を超えたことはありません。むしろ痩せすぎです。なのにデブ体質ですか!

私の内臓脂肪 赤い部分
私の内臓脂肪 赤い部分

内臓脂肪だってほとんどないでしょ。

しかも私の食生活について

肉・魚は10%以下です。

腸内環境 腸活 私の直生活 肉・魚は10%以下
腸内環境 腸活 私の直生活 肉・魚は10%以下

主食は穀物中心で、五分つき米や、こんにゃく米、雑穀米です。食物繊維が多いです。精白小麦はあまり食べません。ラーメンは年に数回。パスタ、うどんもほとんど食べず、パンも1週間に1~2枚食べるか否か。おかげで血糖値・血圧・中性脂肪も良好。

自家栽培した無農薬野菜を豊富に食べます 酸化と糖化を防ぎ腸内環境をよくして短鎖脂肪酸を産みだす食生活 ポプリ健康法 グリーンポプリ
自家栽培した無農薬野菜を豊富に食べます 酸化と糖化を防ぎ腸内環境をよくして短鎖脂肪酸を産みだす食生活 ポプリ健康法 グリーンポプリ

野菜の多くは有機無農薬の自家栽培です。

間食は全くしません。(お菓子は食事時に食後に同時に食べます。)

この食生活の一体どこを見直せばいいのでしょう?

このアドバイスはおかしすぎます。

まあもちろんこのようなアドバイスになる原因はわかっています

ファーミキューテス門(デブ菌)

バクテロイデテス門(ヤセ菌)

という怪しい概念です。

私の腸内フローラはBバクテロイデテス門(ヤセ菌)がめちゃくちゃ少なくて、Fファーミキューテス門(デブ菌)がめちゃくちゃ多いからF÷B比が高くなるのです。

FB比が低い=痩せやすい

FB比が高い=太りやすい

一般的にはBバクテロイデテス門(ヤセ菌)のほうが多い人が多いということになります

Fファーミキューテス門(デブ菌)/Bバクテロイデテス門(ヤセ菌)比の中央値が0.72ということは、世の中の平均的にはBバクテロイデテス門(ヤセ菌)のほうが多いということになります。

私の場合【デブ菌】が多いので世の中の平均とは真逆です。

私は一生懸命【腸活】を行っているのにそれは悪いこと?

いえいえ、むしろヤセ菌が多くてデブ菌が少ないほうが不健康なのでしょう。

奄美、鹿児島、京丹後市の長寿者の腸内フローラには【ヤセ菌】が少なくて【デブ菌】が多いのですから。

私の腸内フローラにおいて上位を占める細菌は、奄美、鹿児島、京丹後市の長寿者の腸内フローラで上位を占める細菌と一致する部分が多いです。

私の腸内細菌上位は【善玉菌】と【長寿菌】、【酪酸菌】のオンパレードです。

私の腸内フローラの検査結果2020年10月
私の腸内フローラの検査結果2020年10月
の腸内フローラの検査結果2021年11月30日
私の腸内フローラの検査結果2021年11月30日

【長寿菌】と呼ばれる【酪酸菌】はファーミキューテス門なので【デブ菌】に該当するのです。

が多いという判定になるわけです。

【長寿菌】が【酪酸菌】が多いということは、【デブ菌】が多いということになります

ならば長寿者たちは皆太っているということか?

それはないでしょう。

インターネットで検索すると

試しにインターネットで、【ビフィズス菌】、【フィーカリバクテリウム(フィーカリ菌)】、【コプロコッカス】、【ラクノスピラ】、【ロゼブリア】で検索してみてください。病気や健康に対してポジティブな記事ばかりしか出てこないと思います。

このような菌が【デブ菌】なんて呼ばれる上に、インターネットで「デブ菌を減らす」で検索されるとは。なんてこった。

インターネットやメディアを見ると【デブ菌を減らすには?】【ヤセ菌を増やすには?】という、怪情報で溢れています。

弊社のホームページにも【バクテロイデス】の検索キーワードで来られます。ということはおそらくバクテロイデスを増やしたいと思って検索されたのでしょう。

私はこの状況を危惧しているのです。

でもビフィズス菌【善玉菌】と酪酸菌【デブ菌】と乳酸菌【デブ菌】を減らしてまでバクテロイデスを増やしても、いいことはないと思います。

【デブ菌】【ヤセ菌】という呼び方そのものが終わっているのです!

インターネットやメディアの情報は、必ずしも正しいものだとは限りません。そんな情報で健康寿命が縮められたとしたらたまったものではありません。ですから私はこの点に関しては物凄く熱くなって、何回も同じような投稿を繰り返しております。どうぞお許しください。

本当に実際に自分で【腸活】してるの?

そもそもそういう記事を投稿している人は論文や書籍からの受け売りで、実際に自分の腸内フローラで「その情報が正しいのか間違っているのか?」という検証も行っていないのでは?本当に腸活してるの?

もちろん私の投稿は主観が多いため全てが正しいとは思いませんが、できる限り自分で検証し私的に確証をもったなかで正しいことをお伝えしようと努力しています。

だって実際に自分の腸内で【デブ菌】を増やせばわかることでしょう!

「太りもしないし、調子がいいなー、風邪もひかないなー!」ということくらいは。

食中毒菌(アルベルティー菌)が沢山いたのに無症状

そうそう2020年10月の検査でたまたま運が良いのか悪いのか、【アルベルティ菌】という≪極悪食中毒菌≫が、私のお腹の中に大量(4.5%というのはとても大量です)にいました。

それ以降の検査では1回も検出されていませんのでたまたま悪いものを食べたときに、グッドタイミングで腸内フローラ検査を行ってしまったということでしょう。当時これがいなければ、ビフィズス菌や酪酸菌はもっと多かったでしょうね。惜しい。

ビフィズス菌や酪酸菌が抑え込んでくれたのかな?

それでも私本人は無症状で快調でした(むしろ下痢して嘔吐してお腹が痛いときにわざわざ腸内フローラ検査を行おうとは思いませんし)。これこそ「ビフィズス菌や酪酸菌が食中毒菌を抑え込んでくれたのではないか?」と思っているのです。

もはや【デブ菌】【ヤセ菌】という呼び方はナンセンス!