- Firmicutes 門
- Clostridia 綱
- Clostridiales 目
- Ruminococcaceae 科
酢酸を消費して酪酸を産生する。酪酸菌、長寿菌と呼ばれ次世代善玉菌の筆頭に挙げられる。
フィーカリ菌と病気との関連性
- フィーカリ菌(Faecalibacterium prausnitzii)は強力な抗炎症作用を有している。
- IBD炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)の患者さんの腸内細菌の中でフィーカリ菌(Faecalibacterium prausnitzii)を代表とする酪酸産生菌の低下がある。なかでも特にクローン病の粘液層に存在する細菌叢において、フィーカリ菌(Faecalibacterium prausnitzii)が減少している。
- 多発性硬化症の糞便中でフィーカリ菌(Faecalibacterium prausnitzii)が減少している。
- ラクノスピラ科の各細菌、ならびにフィーカリバクテリウム属、ディアリスター(Dialister)属はアトピーのリスク低下と関連する
- うつ病と腸内細菌叢との関連を解析した結果、フィーカリバクテリウム属とコプロコッカス属細菌はより高い生活の質の指標と一貫して関連していた。