私は雨が続き湿気の多い時期になると、鼻がかゆくなります。それをなんとか抑える方法はないかと、色々と模索しながら楽しんでいます。
昔の手当法であせもや痒みなどに生葉を貼り付けるという方法があります。それでちょっとひらめきまして、「生葉の搾り汁はどうだろう?」思いました。
生薬の利用法としては、アルコール抽出(アルコール漬け)、煎液(煮出し汁)、生汁がありますが、それぞれ抽出される成分が異なるため、効能も異なります。でも製品として出回るのは、保存がきいて大量生産にむいた、アルコール抽出や煎液が一般的です。
かといって鼻の粘膜ですから、アルコールや添加物は入れたくないわけです。余計に鼻がかゆくなりそうです。出来る限り純粋なものを使用したいと考えます。そう考えると「生搾り汁しかないな!」と。
でも生葉の生搾り液など入手はできません。ならば「庭に沢山生えているのだから自分で搾るしかない!」ということになりました。何しろ自分で搾れば品質は最高でその上タダですから。自然というのは恵(めぐみ)だと思います。とても大切です。
ということで早速すり鉢とすりこぎで生葉を粉砕し水で希釈した液を濾して、ボトルに入れたのが上の写真です。
そうすると「どの植物の抗炎症作用が最も強いか突き止めてやろう!」という気持ちになりました。
こうして搾り汁は、「ドクダミ葉」、「栗葉」、「アップルミント葉」、「しそ葉」、そして「混合液」というようにどんどん増えてきました。
使用感ですが、今のところ栗が良いような気がします。