• 腸内環境-温熱-食事療法-腸活-温活に取り組み30年以上 グリーンポプリ株式会社代表後藤洋のブログ 理想的な腸内フローラを目指して実践を続ける

食養生はどこまで行えばよいか

私は病気治療のため厳格にマクロビオティック(玄米菜食)を行っているお客様から、以下のようなお悩みを多くお聞きしました。

本当にこれで養生になる?

  • 食事のことを考えるだけでうんざりする
  • スーパーに行っても陰陽のことを考えたら何を食べればよいのかわからなくなる
  • 近所で有機無農薬野菜を売っているところがないので(昔の話なので)毎日わざわざ往復2時間かけて買いに行くのがとても辛い
  • 食事を見てもおいしそうに見えず食欲が湧かない
  • 食事が義務感に思える

 このような食事って、果たしてこれって本当に体にとって良い食養生なのでしょうか。本当に健康になるでしょうか。ストレスは自律神経に大きく影響しますので、病気にとってストレスの影響はとても大きいです。それにストレスは消化器系の働きを阻害します。食事はおいしい、楽しい、リラックスしながら食べないと、十分な消化吸収が行えないのです。

 あまりにも食養生にこだわりすぎると、この食材は栄養がある、この食材は陰性だから体に良くないといったように、食材を善悪でジャッジ(判断)してしまいます。そもそも食材に、善悪はないでしょう。自分の都合で役立つか役立たないか、ジャッジしているだけですね。、ジャッジしながら頭で考えて食べている。それではどんなに良いものを食べたとしても、血となり肉とはなってくれないでしょう。

食養生に100%はありません。

私の父は完全玄米菜食を実践しながら、肺がんを患いました。私の父は玄米菜食ほどまでに厳格に食事内容にこだわらずとも、がんを克服いたしました。100%よい食事を食べたとしても病気になるときにはなるでしょう。それはマクロビオティックであろうが、栄養学であろうが、薬膳であろうが同じでしょう。100%完全な食事法は無いのです。それに病気というのは食事だけで成り立つものではないのです。

私は好きだからやっているけれども

私自身いろいろと食養生のことをブログに載せておりますし、薬草や健康食品をストイックに追及しておりますが、これは私自身の趣味みたいなものでありライフワークで、面白いから行っているのです。自分の食べた食事でウンチやおならなど腸内環境も変わってくるので、楽しくて。野菜にも薬草にもとても興味があります。だから別に辛いとか、ストレスだとかは全然思っていないのです。

70%程度もできれば

でも人により興味の方向性も価値観も違うでしょう。それが非常にストレスだというのであれば、ストレスがかからない程度に実践すべきでしょうし、「食養生は70%も実践できればよいほうだ」と、考えてよろしいのではないでしょうか。