健康食品やサプリメントは
治すものではなく作るもの
健康食品をどう理解するか(3)
薬と健康食品
健康食品を誤解しないこと
テレビや新聞、雑誌などメディアの影響力は物凄いものです。
それである意味危機感を抱いています。
あまりにも「ウコンのクルクミンという成分には強力な抗酸化作用がある。」とか、成分の話題が中心となり、あたかも薬と同レベルで効きそうな感じがします。
そう、これだと
「~という症状を治すために~を飲む」みたいな、薬と全く同じ対症療法的な使用法になってしまうのです。
ところが健康食品は薬ではありません。
だから薬ほど効かない。
薬という物は有効成分だけを抽出しているから、良く効くわけであって、健康食品に同じことを求めるのは無理な事です。
しかしながら良く効くということは、必ず副作用があります。
健康食品はそこまで効かないから、副作用がない。
この特徴を十分に理解していないと、健康食品は上手に運用できません。
「なんだよ、効かないじゃないか。」ということで、すぐに止めてしまう。
もともと健康食品は、こういう使い方をするものではないのです。
健康の為に、毎日青汁を飲むのと一緒です。
健康の為に、毎日納豆を食べるのと同じ発想です。
長期間、計画的に運用することができれば、これほど役に立つ食品はないのです。
健康食品やサプリメントは
治すものではなく作るもの
健康食品は薬とは違い、食品です。
薬のように「飲んだら直ぐに効いた」などのような即効性はありません。
食品です。
だからこそ、副作用が無いのです。
しかし最近私が特に危惧するのは、
皆さんが、「健康食品を薬と勘違いされているのではないか?」ということです。
例えば、何かキノコでも飲んだら、直ぐに癌細胞が消えるかのように。
薬品と健康食品を同レベルで考えたらえらい事になる
確かにキノコには、シイタケにだって、ブナシメジにだって抗癌作用みたいなものがあるのでしょう。
だからといって、それを抗癌剤等の薬と同じレベルで考えては、エライ間違いです。「抗癌作用」と言えば、あらゆる植物に、チョットシタ抗癌作用くらいはあるのではないでしょうか?シイタケにだって、シメジにだって。
だから当然「抗癌健康食品」や、「抗癌サプリメント」なんていうものもありません。
健康食品など一つせいぜい、数千円から数万円程度です。
それで癌が簡単に消えたら、病院は無くなってしまうでしょう。
何百万円もするならまだしも。
常識的に考えてそんなに楽な道はないのです。
健康食品は体を作って行くものなのです
健康食品の基本は「体を作って行くためのもの」なのです。
ですから、短期集中ではないんです。
長く、コツコツじっくりとなのです。
私が今までに見てきた中で、様々な難病を自然療法で克服されてきた人たちは、
皆さん、非常に長い間様々なことをやりながら、自分の体を正常な方向へ作り上げた人達です。
ダイエットでもそうでしょ。
短期集中じゃ成功しません。
長い間、コツコツとです。