健康食品と副作用
健康食品と副作用(2)
健康食品と副作用の本音
健康食品に副作用はないのですか?
副作用という言葉は、薬事法の絡みでは薬に対して使用する言葉ですから、
形式上は「ありません」と答えるのが正しいでしょう。
しかし、実際の所はどうなんでしょう?
作用と反作用
西洋薬であろうが、漢方薬であろうが、健康食品であろうが、野菜であろうが、
ヒトの何らか特定のの機能を亢進させたり、制御したりと機能するということがあった場合、
副作用とは言わないまでも、悪い反応が発生する可能性はあります。
作用すれば、必ず反作用があります。
副作用とは何か?
例えば、血液ドロドロで、血管はボロボロ動脈硬化で血流が極端に悪い人がいます。
このヒトが、血流良くする物を飲んで血流が良くなったとします。
そしたら、血管はボロボロですから、脳などの血管が切れてしまう事もあるのです。
血流が悪いから血流を良くした事はいいが、根本原因である動脈硬化などが改善されずに血流だけが良くなったために、血管が切れてしまった。これが副作用です。
食品と副作用の例
機能性の成分には苦味の強い物とか、辛味の強い物とかが多いです。
例え食品であっても、唐辛子にはカプサイシンという辛味成分が含まれています。
カプサイシンは、血流を良くしたり、食欲を増進する機能性成分です。
例えば「冷え性」で血行が悪いヒトには、辛味の成分は良いですし、胃を刺激して胃酸の分泌を促進しますから、食欲増進にもなります。これが良い反応の方です。
しかし、反対に食べ過ぎたり、胃にびらんがあるとか、極度に胃腸が弱いヒトが、あまりにも辛味、苦味の食品を多食すると、逆に胃腸を壊してしまいますよね。
副作用ではないけれども、人の体にとって悪い反応が起こる場合もあります。
このように食品である以上、副作用は起こりうるのです。