エネルギー源(ホスファーゲン)
ホスファーゲン(CP,ATP)
高エネルギーリン酸化合物
私達が活動する際のエネルギーには何があるのでしょう高エネルギーリン酸化合物(ホスファーゲン) | |
①CP | クレアチンリン酸 クレアチンのC リン酸のP |
②ATP | アデノシン三リン酸 アデノシンのA 3を意味するTriの3 リン酸のP |
これら高エネルギーリン酸化合物から、P(リン酸)を切り離す時に、8.8kcalのエネルギーが発生するのです。


炊事洗濯をしても、ランニングをやっても、買い物に行っても、スキーをやっても、これらホスファーゲンを使って活動できるのです。ホスファーゲン(CPやATP)が発生しなければ、活動する事はできません。
多く激しく活動するためには、このホスファーゲン(CPやATP)をより多く生産しなければなりません。
子供の時に、デパートの屋上や遊園地に、お金を入れると動く乗り物がありましたよね。CPやATPはお金だと思って下さい。お金がないと動かないのです。
しかしCPは非常に量が少なく、使われる頻度も非常に小さいので、ほとんどATPを中心に考えた方が良いです。
ATPを産生するためには
ATPを産生するには何を原料として産生するのでしょうか?それは
①糖質②脂質③蛋白質です
これらを分解していった過程で、ATPが生じるのです。だから食べた物は分解しながらATPを産生して、それを元に活動できるのです。
重要なのは、分解してエネルギーを産生する際に、
酸素を必要とする物と必要としない回路があることです。
糖質 |
●解糖系(無酸素) ●クエン酸回路(有酸素) |
脂質 |
●β酸化⇒クエン酸回路(有酸素) ●ケトン体生成 |
蛋白質 |
●糖新生⇒クエン酸回路(有酸素) |