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玉ねぎ 洋葱 ポプリ食品辞典

腸活にたまねぎ

タマネギ(Allium cepa ユリ科ネギ属)

中国薬膳名 洋葱

タマネギの中国薬膳的薬効

【性味】甘辛、温

【帰経】肺、胃経に入る

【中国医学的効能】

1.お腹(消化器系)を温めて気の巡りをよくする
2.胃の働きをよくして消化を助ける
3.水分代謝を促進しむくみをとる
4,血圧を下げる
5.血中脂肪をとる
6.血糖値を下げる
7.抗菌・殺虫

【適応症】げっぷ、吐き気、食欲不振、胃もたれ、冷えによる腹痛、下痢、高血圧、高脂血症、糖尿病

玉ねぎは「温性」で、体を温める陽性の食材です。胃腸を温め働きをよくして、気の流れを良くします。血液をサラサラにして血行を促進する一方で、ニンニクほどの強さはないので冷え性の方の常食に向きます。ニンニクの場合作用が強い一方で、過食をすると悪い作用も生じてしまいます。

【栄養成分から】

アリシン(硫化アリル)

 玉ねぎにはニンニクに多く含まれる「アリシン」という揮発性の辛味成分が入っています。

●アリシンは糖の代謝を促進しビタミンB1とも結びつきビタミンB1の効果を持続させることで疲労回復につながります。
●アリシンは血中コレステロールの上昇を抑えます
●アリシンは血液が固まるのを防ぎ血栓の予防になるとともにサラサラ流れるのを促進します。
●ビタミンB1と協力してインスリンの分泌を促し、血糖値の上昇を抑える効果があります。
●アリシンはには殺菌作用があります。病原菌から体を守る働きがあります。
●アリシンによる香りは消化液の分泌を促し胃腸の働きを活発にさせるため、食欲を増進し、消化吸収を高める効果があります。

アリシンの摂り過ぎはよくない面も

 その反面アリシンは生で大量に食べ過ぎると、かえって口腔内細菌や腸内細菌を殺してしまうとともに胃の弱い方の場合刺激となります。そのため腸活という視点からすると、このアリシンは諸刃の剣といえます。

 ただし揮発性の成分ですから干しておくだけで成分は飛んで行きます。また水に流れやすいので、水にさらすのもよいでしょう。それに熱を加えると消失しますので加熱調理をします。ただ加熱油(酸化油)の過剰摂取も避けたいところですので炒め物は極力避けて、レンジでチンか蒸すなど軽い加熱がおすすめです。

ケルセチン(クエルセチン)

 ケルセチン(クエルセチン)はビタミンPの一種で黄色い色素成分です。特に皮に多く含まれています。
抗酸化作用、抗炎症作用、抗動脈硬化作用、脳血管疾患の予防、抗腫瘍効果、降圧作用、強い血管弛緩作用、が報告されています。

玉ねぎ皮

玉ねぎの皮を煎じた液を飲用すると

玉ねぎの皮にはケルセチンが多く含まれていますが、これには抗酸化作用があり、血圧を下げたり、アレルギーの改善に寄与します。

また焦がしてしまった鍋やフライパンに水を注ぎ玉ねぎの皮を入れて火にかけて煮ますと、ケルセチンの抗酸化力により焦げが剥がれてきます。

フラクトオリゴ糖とイヌリン

フラクトオリゴ糖 イヌリン フルクタン

 フラクトオリゴ糖やイヌリンなど果糖の重合体は腸内細菌のエサとなり、プレバイオテクスとして腸内細菌の増殖に役立ちます。イヌリンやフラクトオリゴ糖とは言っても玉ねぎの中の数パーセントしか入っていない訳ですから、腸活に目立ってくるのには結構多めに食べなくてはなりません。

 SIBO(小腸内細菌増殖症)の方は多食にご注意

 玉ねぎには難消化性オリゴ糖のフラクトオリゴ糖が多く含まれています。SIBO(小腸内細菌増殖症)の方の場合、フラクトオリゴ糖が小腸内で腸内細菌による発酵を受けてしまい、お腹がポコポコ、ガスが出たり、膨満感や不快感を伴うことがあります。お腹がポコポコする場合には食べる量を減らしてください。