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中国漢方

実証と虚証



【元気のある人と、元気の無い人】

中国薬膳でも、食養でもその人の体質に合ったものを食べます。

いつもカッカしていて汗っかきで、エネルギーに溢れている人もいれば、
痩せていて、青白くて、冷え性みたいな人もいる。

だからその人それぞれに合わせてあげないといけない。

でも、その体質って何?

一番簡単な分け方は

@元気がある人
A元気が無い人(弱い人)
ってことでしょうね。


マクロビオティックや食養、東洋医学という範疇では
@の人のことを陽性体質
Aの人のことを陰性体質
なんて言いますよ。簡単に言えば。

弁証八綱

中医学でも分類方法は色々とあります。

大まかに以下のような8種類に分類します。
「表裏・寒熱・虚実・陰陽」の八種類です。
これを弁証八綱と言います。

その他に、“気血津液”で分類したり、
六経(三陽、三陰)で分類したりしますので、
組み合わせたら膨大な量になります。

【その人の性質を見る】

「そんなにいっぱいあるのか?」

「面倒くさいよ」なんて。

ここのテーマでは「虚実」でしたね。

中医学ではこの虚実が一番
元気か元気でないかを表す言葉に近いでしょうね。

良い気でも悪い気でも、“気が充実しているかいないか”を表します。

“エネルギーのある無しを測る指標”とも言えるでしょう。

“実証タイプ”なんていうのが元気な人
“虚証タイプ”なんていうのが元気でない人

とここでは仮定します。


さてあなたはどんなタイプ?

実証タイプ 項目 虚証タイプ
邪気も正気も盛ん。 概念 邪気も正気も盛んでない。
がっちり型。筋肉マン。 体格 痩せ型。
充実していて活発。気が短い。 精神 元気が無い。気力に乏しい。
声は大きく、良くしゃべる。 声は小さく、無口。
つやがあり、赤ら顔。 カサカサしていて、蒼白。
便秘しやすい。(場合による) 便 下痢しやすい。
色は濃く、黄、茶。 尿 澄んでいて、頻尿。
温かい 手足の温度 冷たい
熱がり 温度環境 寒がり


あなたは“実証タイプ”だと思いますか?
それとも“虚証タイプ”だと思いますか?

マクロビオティックや、東洋医学、食養をやられている方は
このことを“陽性タイプ”“陰性タイプ”なんて表現していますからね。


では実証タイプの人が元気で強くて、虚証タイプの人は弱くて長生きできないのか?

そうではないですよ。

意外と元気な人は体力に自信を持って頑張りすぎちゃって、
突然血管が切れて亡くなったりしますしね。
実証で興奮性で使い過ぎると、消耗して虚に転換することもありますから。

逆に弱めの人は健康に気を使いますからね。
無理しないでゆっくりと使えば体にガタがきませんからね。
弱い人ほど長生きなんてことはざらなんです。
虚証の人はゆっくりと滋養しながら生活する事が大切なんです。


 厳密に言うと中医学で、人を見てあなたは陽性タイプ、陰性タイプ。あなたは実証タイプ、虚証タイプ、なんて風に単純に2分することはありません。外見は実証タイプに見えても、中身しかも臓器の一つ一つによって虚実が違う場合があるからです。外見は虚証でも、胃は実証だったりしますし、「気乱」といって、陰陽が乱れがあったり、“実証転虚”と言って、実が虚に変わってしまったり、虚実が安定しないことは多いのです。ですから陰陽というたった2つの尺度だけで分類するのはいささか乱暴過ぎるといえるかもしれません。ですから、中医学では最低でも「表裏、寒熱、虚実、陰陽」の8項目を組み合わせて表現しますし、更に気血津液、に六経(三陽、三陰)を使用するので、幅広くなってきます。




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