ナス科とまと属
Lycopersicum esculentum Mill.

- 五味
- 微甘・酸
- 五性
- 寒
- 帰経
- 肝、脾、胃
トマトは南米のペルー、エクアドル原産で、アンデス山脈などの亜高山が原産です。
なす科の植物も多く野菜として食卓に上がっています。ナスはもちろんのこと、トマト、ピーマン、ジャガイモ、トウガラシ、クコなどはナス科の植物です。ジャガイモはちょっと意外な感じがしますね。
成分特性
リンゴ酸、クエン酸、酒石酸、コハク酸、
アデニン、トリゴネリン、コリン、カルシウム、リン、鉄、
ビタミンA、B1,B2,B6,C,K,P(ルチン),葉酸と、を含みます。
ビタミンC,ビタミンE,ビタミンA,カリウムを多く含んでいます。しかしながら全食品の平均値を上回っている成分はビタミンCのみ(五訂成分表)です。
中でもビタミンC、ビタミンB6は脂質の代謝を促進しますから、
肉を食べたり、油物の多い洋食にトマトが合うのは納得できます。
体を冷やす
体を冷やすので、多食は避け、冬季は煮るなどして温めてから食べましょう。
体が冷えている人や、虚弱者も食べ方に注意しましょう。
トマトの赤はリコピン
トマトの赤い色はリコピンです。
抗酸化作用はβーカロテンよりも強く、ガン予防効果もあります。
血圧降下作用
トマトには血管を強くして血流を促進するビタミンP(ルチン)、ナトリウムの排泄を促すカリウムを多く含むので、血圧を下げる効果が強いと言われています。