黄大豆 黒大豆/食品辞典
- 漢方名
- 黄大豆
- 五味
- 甘
- 五性
- 平
- 帰経
- 脾・胃・大腸
中国漢方では大豆を黒大豆、黄大豆、白大豆に分類します。
黄大豆と呼ばれるものがいわゆる普通の大豆です。
蛋白質が豊富で畑の肉
大豆は栄養たっぷりです。大豆は「畑の肉」と言われるほど蛋白質が豊富ですから、昔は玄米菜食の人たちは肉の代わりに、 小麦蛋白や大豆蛋白質で出来たハンバーグ等を良く食べました。グルテンバーガーといいますが、
これが昔は、おいしくなくて。
「これが肉?」みたいな。
でも最近の大豆蛋白は、本当においしいですよね。
肉と間違えてしまいそうなくらい。
加工品も進歩しましたね。
最近は大豆など植物性蛋白質というのが注目されており、
また脂質が肉に比べて少ないので
生活習慣病予防に注目されています。
生命力をつける/補腎とは
脾・胃を強くする食べ物でありと同時に他の豆類と同様「補腎、利尿」作用もあります。
【補腎】とは、腎を強める働きのことです。
中国漢方では「腎」を生命力、生殖、アンチエイジングの要として重要視します。中国漢方でいうところの「腎」は西洋医学の腎臓や副腎あたりを総合した部分の事を言うのでしょう。
黒豆、刀豆など、豆には大体「補腎」作用があり、生命力を補います。日本でもお正月に黒豆を食べて「まめまめしく働くように」というのは、正にスタミナをつける為でしょう。
生命力の源である腎を強くし、虚弱を補います。虚弱体質の方は積極的に豆を食べるようにした方が良いのです。
利尿作用とは
【利尿】とはおしっこを出す作用のことです。豆類には大体利尿作用がありますから、むくみなど体内に水が溜まっている場合には良いわけです。他に利尿作用がある食物としては、
スイカ、キュウリ、小豆などがあります。
おしっこを出すということは、
排毒にもつながりますね。
注目されている成分イソフラボン
様女性ホルモンの作用をして、更年期障害や、冷え性に良いと言われる「大豆イソフラボン」や、血管や血液中のコレステロールや中性脂肪を洗い流してくれる「レシチン」です冷え性・低体温の人は黒豆の常食を
黒大豆=黒豆にも、補腎作用といって、
腎を強める
=生命力を高める
=虚弱を改善する
作用があります。
腎が強くなると、体は温まってきますから、
冷え性・低体温の人は、黒豆を常食して下さい。
黒大豆にはアントシアニン
黒大豆の黒い色は「アントシアニン」という物質です。サツマイモの紫色や、ブドウの紫色、ブルーベリー、カシスなど、紫色の色素はアントシアニンです。 アントシアニンには抗酸化作用がありますから、注目されています。抗酸化というのは酸化をするのを防いでくれるということです。 体内が酸化するということは、体内が老化するのと同じような意味です。