冷え性・低体温改善のための食事
温かい陽性食品だけ食べればいいの?
本や様々な媒体を見ていると
冷え性・低体温の人は
ニンニクや、ネギや、ショウガなど
温かい陽性の食品を食べましょうと書いていますが、
そればかり食べればいいのでしょうか?
体を温める陽性の食品(温性、熱性)

写真はトウキ(当帰)
答えはNOです。
ここで温かい食品つまり(陽性、温性、熱性)の食品について整理してみましょう。
ニンニク、生姜、ニラ、葱、玉ねぎ、トウガラシ、秋ウコン(鬱金)、ガジュツ(紫ウコン)、紫蘇、パセリ、アブラナ、フキ、
ウド、カブ、ニンジン、カボチャ、玄米、クルミ、アンズ、桃、味噌、酢、サンショウ、コショウ、ウイキョウ(フェンネル)、
カルダモン、シナモン(桂皮、桂枝)、ハッカクウイキョウ(スターアニス)、トウキ(当帰)
などです。
陽性にも度合いがあります

これらには体を温める程度があります。
いわゆる香辛料と呼ばれるような、強く体を温めるものから、
ニンジン、カボチャ、タマネギ、玄米のように優しく体を温めるものもあります。
優しく体を温めるものに関しては問題はないでしょう。
問題は体をカーット強く温める食べ物です。
作用と副作用があります
薬にも作用があれば副作用があるように
食品にも長所があれば短所があります。
その長所が強ければ強いほど、短所も強くなります。
血流が良くなれば体は温まります
体を温めるということは、血管を拡張して血流を良くしたり、発汗作用があったり、という食べ物です。
血流が良くなれば当然体はポカポカ温まります。
湿疹がでたり
しかしこれまで血流が悪いお血の状態が長く続いていた人が、突然に血流が良くなると、体の中の毒が出て湿疹が出たりすることがあります。
また手先がピリピリしたりということもあります。これは血流が良くなることの短所です。
穀物野菜で血液体を綺麗にする
また、陽性のものばかりを過剰に食べていると、陰が減ってゆき、陽が相対的に強くなります。
そうすることで、虚熱証という症状が現れることになります。
体が熱くなって、腸は乾いて便秘傾向になるわ、肌は乾燥してカサカサになるわということです。
陰性食品もバランスよく摂る
ということは、体を温めたいからといって、陽性の温かい食品ばかり摂るのではなく、 陰性の涼しい食品もバランスよく摂るべきなのです。
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